私とボランティア活動
あしかが子育て応援ネット 代表 大島裕子
9回目の子育て情報誌を発行でき、ご支援ご協力いただいております皆さまに、心から感謝申し上げます。
昨年は、未曾有の東日本大震災を経験し、ボランティア活動とは何かを考えさせられた一年でありました。震災の時は、まさに昨年度版のガイドの最終校正の時期で、ガソリン不足で思うように動けず、印刷屋さんに打ち合わせに通うのもままならない状況でした。どうにか印刷にこぎ着けると今度は、紙不足に計画停電の影響で思ったように進まず、それでも印刷屋さんのご努力のおかげて、どうにかこうにか入学式に間に合って配布できて、ホッとしたのが震災から1ケ月経った4月半ばでした。
世の中は、東北地方の支援のため、多くの方がボランティア活動を行っており、“何かしなければ!” と置いてきぼりを食ったような焦りを感じました。それでも、私たちの団体は、足利の子ども達のための団体であることをメンバーと確認しながら、活動を続けました。そして、改めて今まで当然と思っていた「子ども達が安全で健康に過ごせる環境」の重要性を再認識したことから、足利市市民活動支援補肋金を受け、空間放射線量の測定を行うことにしました。
子ども達が安心して遊べるようにと、毎月上旬、足利市内の公園等15力所で測定し、リーフレットとホームページで報告しております。リーフレットは、公民館と児童館に置いていただいています。
過日、ある講師の先生から、「ネットワークはフットワークの足し算」というお言葉を頂きました。このお言葉を噛みしめながら、今後も「子育てするなら足利」を目指し、多<の方々とのネットワークを大切にし、地道に活動を続けることを改めて心に誓った次第です。どうぞ、これからも皆様からの温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。
私事ではありますが、昨年11月に、栄誉ある母子保健奨励賞を賜リました。ご尽力いただきました足利市健康増進課を始めとした行政関係の皆様、ご指導・ご支援下さっている皆様、そして何よリもこれまで活動を共にしてきたメンバーの皆様方のお力の賜物と思っております。皆様に心より感謝申し上げます。
2012年4月
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