学校教育課 ℡0284-20-2220
一人一人を大切に! よいところを生がして自信を育てよう
平成19年4月に学校教育法等が一部改正されたことにより、特別支援教育がスタートしました。小中学校においても、特別支援学級や通級指導教室のほか、通常の学級に在籍する発達障がいのある子どもたちの指導も含めた特別支援教育を、一層推進することが求められています。
足利市においても、学習や生活の上で何らかの困難さがあると思われる子どもたち一人一人に、特別な教育的ニーズに応じた教育を行っています。
子どもたちが生き生きと学校生活を送り、将来的に社会参加や自立を果たして行くために、ご家庭や関係の皆様と連携を図りながら、特別支援教育についての様々な取り組みを行っています。
通常の学級で ~困っている子を見過ごさないで~
通常の学級の中でも、障がいなどの診断を受けていなくても、集団での活動や特定の内容の学習、友だちとの人問関係づくり等でつまずいたり、困難さを感じたりしている子どもは少なくありません。
どのクラスにおいても、一人一人の実態に気づき、理解し、その子に合った指導を工夫することは大切です。一人一人を大切にしながら、クラス全体が認め合う人間関係を育み、より分かりやすい学習環境が提供できることを目指しています。
担任一人ではなく、他の職員も共通理解の上協力して指導や支援に当たります。
各学校の特別支援教育コーディネーターが中心となって、校内の委員会で一人一人について話し合います。
特に必要な場合は、『個別の指導計画』を作り、指導と評価、見直しを繰り返しながら支援を続け成長を見守っています。
通級指導教室で ~時々通って指導を受ける教室~
通常の学級で学習をしていても、その一部で個別や小集団での学習をすることを『通級による指導』といいます。
その子に合わせた指導を行うことで、課題にやる気をもって取り組めるようになったり、苦手なことでもゆっくりと安心して学習できたり、できたことを細かいステップで認めてもらえることで、自信をもてるようになったりする場合が多くあります。
〇通常学級の子どもたちが、ある一定の時間(月1時間~週8時間程度)通級指導教室へ通って、個別指導や小集団指導を受けることができます。足利市には小学校9校、中学校3校に通級指導教室が設置されていて、周りの学校から通うこともできます。
対象は、言語障がい、自閉症、情緒障がい、弱視、難聴、学習障がい、注意欠陥多動性障がい、またはそのような傾向のある子どもたちです。
通級指導教室設置校(小学校9校・中学校3校)
青葉小学校・毛野小学校・山辺小学校・山前小学校・北郷小学校・三重小学校・梁田小学校・御厨小学校・小俣小学校・山辺中学校・西中・協和中
特別支援学級で ~少人数で、その子に合った教育を~
ここでは、子ともたちの実態に合わせた弾力的な教育ができるようになっています。特別支援学級ならではの『一人一人に合わせた教育』や、通常の学級の児童生徒との『交流及び共同学習』を積極的に進めています。
各校の特別支援学級の子どちたちは、通常の学級にも席を置き、大きな集団の一員としてすごす時間もあります。
学校への巡回相談
足利市では、小中学校に通う発達障がいなどの特別な教育的二ーズがある子どもについて、巡回相談を行っています。
相談機関との連携が必要な場合、学校から市教育委員会へ相談希望が出されます。
医師、特別支援学校教員、小中学校の巡回相談員などが、チームを組んで、学校を巡回し、教員へのアドバイスを行っています。
幼保・小・中・高の連携を保護者とともに
幼稚園や保育所、保育園で行われてきた、よりよい理解や支援の方法を、小学校に適切につなげていくことはとても重要です。そのためには関係者の理解と協力がますます必要になります。
特に、保護者と関係機関が協力し合いながら、支援をつなぎ、家族やまわりの保護者も含めて、みんなで成長を見守ることが大切です。次の機関へつなげていく『入学支援シート』などを利用することもあります。
このほか小・中学校をつなぐ『中学進学支援シート』、中学校と高等学校をつなぐ『高校進学支援シート』も用意され活用を図っています。
足利市特別支援連携協議会で作成された『すこやかサポートシート』は、市のホームページに掲載されています。
支援シートは→こちら(足利市教育研究所のHPにリンク)
クリックすると、ダウンロードできる画面が出ます。是非ご活用ください。
特別支援学校
専門的な教育を行う特別支援学校もあります。栃木県には県立の特別支援学校が15校ありますが、足利市の子どもたちが対象となる学校は表の通りです。
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