“つながり”を大切に

あしかが子育て応援ネット 代表 大島裕子

 今年度版で10回目の子育て情報誌の発行という節目の年を迎えました。長い問、ご支援ご協力いただいております皆さまに、心より感謝申し上げます。  

 今は子育て支援をしている私ですが、2歳になる孫がおUます。その孫を見ていると、「こんなに小さいのにこんなニとが分かるのか」とか、「こんなに小さい頃からこんなことができたのか」とか、感慨深い出来事が数多<あります。自分の子育ての時には、もう忘れてしまったことが多いのかも知れませんが、たぶん、いちいち感動するほど余裕がなかったように思うのです。でも、どうにか子育てができていたのは、周りの方々の温かい目があったからだと、今さらながら感謝の気持ちが湧くのです。

 昨年の暮れに仁大婦除をしていたら、長男が生まれてからしばらく付けていた育児日誌が出てきて、そのページをめくると遠い日々のことがよみがえってきました。私が風邪を引いたときには、往んでいたマンションの隣のおばさんに預けて病院に行っていました。長男が喘息のためちょくちょく小児科に行っていたのですが、2番目の子どもを預けたことも多々ありました。同じマンションのちょっと年上の方々には、ずいぶん色々な事を教えていただきましたし、子ども達は一緒にマンション内を駆け回っていました。また、長男の薬を買いに薬局に行くと「ただでさえ薬を飲むことが多いのだから、これ以上飲ませるのは良くない」と言って売ってくれなかったり、乳幼児健診でアトピー性皮膚炎を指摘され慌てて皮膚科に行くと「皮膚炎では死なないから、心配するな!」とおしかリ(?)を受けたりと、たくさんの人達を頼りに孤軍奮闘、子育てに全力投球していたことが思い出されます。

 その長男は、足利に戻って町内野球仁人リ、多くの方々にかわいがってもらいながら、野球を、そして生きる術を教えてもらいました。たぶん、私たち夫婦だけの関わりだったら、野球はしていなかったように思います。長男は町内に育ててもらったと言っても過言ではないと思っています。有り難いことです。

 子育てしづらい時代にはなりましたが、人と人、地域とのつながりを面倒がらず、恐れず、大切にしながら子育てをしていって欲しいと思います。それは自分自身の人生の財産になると、人生まだ半ばではありますが、実感している次第です。

 『あしかが子育て応援ネット』は、平成16年5月に発足しましたので、今年度はまる10作目の活動となUます。今後も「子育てするなら足利」を目指し多くの方とのネットワークを大切にし、地道に活動を続けなければと気の引き締まる思いでいます。

 どうぞ、これからも皆さまからの温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。

2013年4月